最近、地方の観光地や古民家を活用した「分散型ホテル」が注目されています。
普通のホテルと何が違うの?と気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、分散型ホテルの仕組みから普通のホテルとの違い、
そして実際に泊まる前に知っておきたいメリットとデメリットをまとめました。
旅行のスタイルに合った宿選びの参考にしてみてください!
>>こちらの楽天トラベルガイドで各地の分散型ホテルの写真が見られますよ
最近話題の「分散型ホテル」とは?
最近、旅行好きの間でじわじわと注目を集めているのが「分散型ホテル」。
一言でいうと、まち全体や複数の建物を一つのホテルとして見立てた宿泊形態のことです。
例えば、古民家や町家、空き家をリノベーションして、点在する宿泊棟に泊まるスタイル。
フロントはまちの中心の一棟に設置されていて、チェックイン後は好きな棟で過ごします。
まるで地域に暮らすように泊まれるのが、分散型ホテルの最大の特徴です。
分散型ホテルと普通のホテルとの違いは?
普通のホテルは、フロント・客室・レストラン・温泉などの設備が一つの建物内に集約されています。
一方で、分散型ホテルは必要な機能を複数の建物に分散させているのが大きな違い。
例えば、
-
フロント棟
-
宿泊棟(古民家、一棟貸しなど)
-
レストラン棟(地域の食材を使った食事処)
-
カフェやお土産屋さんがホテルの一部として機能
というように、宿泊者は町を歩きながら滞在を楽しむスタイルです。
分散型ホテルのデメリットは?
分散型ホテルのデメリットを紹介します。
事前にデメリットも知っておくと、滞在中の不便さが減ります。
移動が必要
棟が点在しているので、フロントやレストランに行くときは外に出る必要があります。
天気が悪い日は移動が大変に感じることも。
サービスが限られている場合も
従来のホテルのように24時間フロントサービスがあるとは限りません。
チェックイン時間を過ぎると無人チェックインのみ、という宿もあります。
宿泊費がやや高めなことも
古民家リノベや一棟貸しでプライベート性が高い分、宿泊費はビジネスホテルより高めです。
分散型ホテルのメリットは?
分散型ホテルには、普通のホテルにはない魅力がたくさんあります。
プライベート感が高い
一棟貸しタイプが多く、他の宿泊客と顔を合わせにくいので、家族やグループ旅行にぴったりです。
ペット可の棟を選べる宿も増えています。
地域の魅力を満喫できる
地域の人と触れ合ったり、地元食材を使った料理を味わえたりと、観光地化されすぎていない“地元の暮らし”を体感できます。
空き家活用で地域活性化にも貢献
使われなくなった町家や古民家をリノベーションするので、滞在するだけで地域の活性化につながるのも嬉しいポイント。
子供にも大人にも刺激的な“暮らし体験”
分散型ホテルでは、 普段の生活では体験できないことが次々とやってきます。 土間のある古民家に泊まったり、囲炉裏で火を起こしたり、 朝は地元の直売所で採れたて野菜を買いに行ったり…。
こうした「その土地の暮らしを体感する」旅は、 子どもたちにとって最高の学びの場になります。 「いつもと違う寝床」「地元の子どもと遊ぶ広場」 「知らない町での探検」 すべてが刺激に満ちていて、遊びながら五感が育ちます。
大人にとっても、 自分たちの育ってきた時代や場所を思い出しながら、 どこか懐かしくも新しい滞在になること間違いなし。 テレビやSNSから離れた、家族だけの“濃い時間”が流れ始めます。
分散型ホテルはどんな人におすすめ?
-
家族旅行や三世代旅行で、プライベート空間を確保したい人
-
友人グループで地元の暮らしを体験してみたい人
-
ペット連れで他の宿泊客に気を使いたくない人
-
観光だけでなく、その土地の文化に触れてみたい人
こんな方には分散型ホテルはとてもおすすめです!
分散型ホテルを選ぶときのポイント
分散型ホテルを選ぶ時のポイントを紹介します。
本日は京都にある「HOTEL VMG RESORT KYOTO」をご紹介!京都の老舗旅館や歴史建築をリノベした、風情溢れる分散型ホテル。建物の歴史背景を残しつつ、モダンで快適な設えに生まれ変わらせた客室が魅力的。全室61平米以上と広さも抜群で、平安神宮の日本庭園の絶景を望みながら朝食もおすすめです✨ pic.twitter.com/5ZuzZ69Q75
— おさる旅@あこがれ宿をご紹介🐒 (@osarutabi1) December 21, 2024
>>楽天トラベルでHOTEL VMG RESORT KYOTO(ホテル VMGリゾート 京都)の写真をもっと見てみる!
地域の特色をチェックしよう
分散型ホテルはその土地の暮らしを体験することが醍醐味。 だからこそ、どの地域に泊まるかが旅の印象を大きく左右します。
海沿いの町なら漁師体験や新鮮な魚介料理が 楽しめるかもしれませんし、 山間部なら森林探検や焚き火体験など、 自然との距離がぐっと近くなります。 温泉地なら、地元の湯を“町ごとに”楽しめる場合もあります。
選ぶ際には、その土地の歴史や文化、食、自然 といった特色が自分たち家族にとって どんな魅力を持つかをチェックしてみましょう。
“暮らすように旅する”からこそ、 地域の色がそのまま旅の思い出になります。
施設の分散スタイルのタイプ別選び方
分散型ホテルと一口にいっても、構成はさまざまです。 選ぶときには以下のようなスタイルを確認してみてください。
- 全体的に歩ける範囲にあるタイプ: 町の中で完結するので、子連れには安心。すべて徒歩で移動可能。
- 車移動が前提のタイプ: 少し離れた場所に食事処や温泉が点在しており、 移動手段が必要。のんびり派向け。
- 地域全体がホテルとして運営されているタイプ: スタッフが町の人々で、町そのものが“宿”になっているような感覚。 交流好きな人にぴったり。
自分たちの旅のスタイルや子どもの年齢に合わせて、 どの分散型が合っているかを見極めましょう。 施設によっては送迎サービスや貸し自転車の有無もチェックポイントです。
子連れ対応サービスの有無も確認
家族旅行で一番気になるのが、子どもへの対応。 分散型ホテルは個性豊かな施設が多い分、 子連れ向けのサービスにもバラつきがあります。
以下のようなポイントを事前に確認しておくと安心です。
-
ベビーベッドや子ども用アメニティの有無
-
滞在中に楽しめるファミリー向けアクティビティ
-
子ども向けメニューがある地元レストラン
-
段差や危険な設備が少ない宿の作り
最近では“子連れ歓迎”を前面に出している 分散型ホテルも増えてきているので、 予約前に公式サイトや口コミをよくチェックしておくと、 より快適な旅になります。
こちらの楽天トラベルガイドで各地の分散型ホテルの写真が見られますよ
分散型ホテルとは?まとめ
福岡にある1日7組限定の”宿”が素敵すぎる…
— 旅する2人/TRAVE inc.代表/旅行が仕事🏝️ (@futaritrip) November 22, 2023
町に点在する古民家を改良した分散型ホテル。
有名バー監修のティーカクテルと地酒を堪能できるのも魅力。
一部客室には職人手作りの檜風呂があり、明日への活力を溜められる!
お茶の名産地八女で高級茶「玉露」を愉しむ体験をしたい… pic.twitter.com/4sVRkc2LxO
旅行の楽しみ方は、時代とともに変わってきました。 そして今、多くの家族が「ただ泊まるだけではない宿泊体験」 を求めるようになっています。
分散型ホテルは、その答えのひとつです。
町に溶け込むように、地域の人たちと関わりながら過ごす時間。
観光地だけでなく、日常のようで非日常な空間での暮らし。
家族だけの時間を、静かに、豊かに紡ぐ場所。
「泊まる」をもっと自由に、もっと自分たちらしく。
分散型ホテルなら、それが叶います。
次の家族旅行は、観光地をめぐる“旅”ではなく、 土地と暮らしを味わう“もうひとつの生活”を 体験してみてはいかがでしょうか?
\ 割引クーポンで旅行をお得に予約しましょう /